結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年06月22日(火曜日)

宮里藍の世界ランク1位と百貨店・コンビニの本来の機能

「適度に 柔らかいブログをお願いします」

関西在住花の27年組さんからメールを頂いた。

「知識商人の輩出」
「商業の現代化」

壮大なスローガンを掲げていても、
目指すは「ザ・ロング&ワインディング・ロード」

長くて曲がりくねった道のり。

このブログを始めてから1000回毎日更新を成し遂げた時に、
目標達成のために、願をかけて、
10000回を宣言してしまったほどだから。

商業現代化への先は長い。

まさに「The Long and Winding road」に違いない。

だとすると、いつもいつも、
「ステージ」を上げてばかりはいられない。
ましてやこれは、自分の儲けのためでもない。

私は「利他と無私」をモットーとして、出発した。
それを徹底して貫くつもりだ。

世間のため、社会のため、業界のためと称して、
露骨に自己の利益追求に走る輩とはたもとを分かちたい。

自ら宣言した者は、
自ら、きつく戒めねばならない。

いずれにしても、長くて曲がりくねった道。
「適度な柔らかさ」は必須となる。

ご注文、ご忠告、ありがとうございます。

さて、フランスを代表する「ルモンド」紙。
売却されてしまう。

買い手は、左側から右側から、やってくる。

一方は、社会党ミッテラン元大統領に近いグループ。
一方は、現サルコジ大統領の側近グループ。

しかし前者は新興インターネット・メディアを傘下に収めているし、
後者には最大の通信会社フランステレコム最高経営責任者が属している。

「紙」の「網」による買収。
ペーパーがネットの傘の下に入る。

時代は、どんどん動いている。

権威を振りかざし、
権威にすがる者は、
その権威をはく奪される。

大きな時代のうねりを、
感じなければいけないし、
その潮流に乗って動かなければいけない。

さて、女子プロゴルファーの宮里藍。
世界ランキング1位になった。

2006年から始まったこのランキング。
これまでのトップは3人しかいなかった。

アニカ・ソレンスタム、
ロレーナ・オチョア。
そしてちょっとだけ申ジエ。
宮里は4人目の世界1位。

しかしこうみると、
女子ゴルファーのトップには、
アメリカ人がいない。

ソレンスタムはスウェーデン人、
オチョアはメキシコ人、
ジエは韓国人で、
宮里は日本人。

宮里のコメントが、実によろしい。

朝日新聞は、
「ミスをしても気持ちをリセットして、前に進むだけです」

日経新聞は、
「一打一打集中して、楽しんでプレーする」

朝日のコメントが断然、いい。

実際にプレーする人に対してのコメントとして考えると、
朝日が問題解決的で、
日経はあるべき論。

同じようにインタビューの言葉を聞いても、
聞き手は違う部分を取り上げる。
問題解決的であるほうが、
あるべき論よりも、数段いい。

ワールドカップ・サッカーのジャパンは、
プレイヤー11人がかり、ベンチを含めると23人がかりで、
世界16位を狙う。

しかし宮里はたった一人で、
世界第一位。

スポーツの種類、好き嫌いは別にして、
この宮里藍のたった一人で世界1は、
価値があるし、シンパシーを抱かずにいられない。

さて、昨日、二つの重要な調査・発表があった。

百貨店とコンビニの5月販売統計。
商人舎ホームページの巻頭を流れるテロップ「流通ニュース」が伝えている。
「流通ニュース」は商人舎と強い連携を組んでいるインターネットサイト。
月間100万アクセスを誇る流通業最大のサイトで、
現在も伸び続けている。

まさに「網が紙を喰う」の構図。
その流通ニュースから、
日本百貨店協会発表の全国百貨店売上高概況
前年同月比マイナス2.1%で、これは27カ月連続。
調査対象企業は92社・店舗数265店。

大都市中心部の基幹店が比較的好調で、
地方都市や郊外の店が苦戦。

百貨店は、最低の商圏人口100万人を擁する都市型の業態。
そうして見ると、
百貨店の本来の機能を果たす店が好調で、
本来機能から離れた店が不調。

これは、他の業態にとっても「他山の石」となすべきこと。

一方、日本フランチャイズチェーン協会発表のコンビニ10社の販売統計
こちらは既存店ベースを見るのがよい。

前年同月売上高はマイナス3.2%、12カ月連続で減少。
客数はマイナス1.0%で、11カ月連続減少。
平均客単価は558.2円で、マイナス2.3%。
18カ月連続減少。

現在の全店ベース店舗数は4万2879店で、
これはプラスの1.7%、
来客数は11億7362万人。

この1カ月客数12億人がすごい。

コンビニには全ての日本人が、
1カ月に10回買物に来ている計算になる。
このコンビニの社会的機能を忘れてはならない。

昨日は、商人舎オフィスに訪問者あり。
UIゼンセン同盟流通部会副事務局長の木暮弘(ひろむ)さん。
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UIゼンセン同盟の正式名称は、
全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟。

組合員数107万人、約3000組合の集合した日本最大の労働組合。

繊維関連部会、化学部会、流通部会、フード・サービス部会、
生活・総合産業部会、そして地方部会の6つの部会に分かれていて、
小暮さんはその流通部会の副事務局長。

マイカルの出身で、私とは、当然ながら話が弾んだ。

6月29日(火曜日)、
2010年度UIゼンセン同盟流通部会の「労使懇談会」で、
私、パネルディスカッションに出席する。

その事前打ち合わせ。

パネリストは三人。
UIゼンセン同盟会長の落合清四さん、
法政大学教授の矢作敏行さん、
そして私。
コーディネーターは法政大学教授の藤村博之さん。

いいパネルディスカションになると思う。

小暮さんとの話題は、どんどん進んで、
7月の参議院選に行きついた。

そして小売業・サービス業の従業員の投票率の問題となった。

小暮さんによると、
「組合員の中の正社員の投票率は9割をはるかに超える。
しかし、非組合員やパートタイマーの組合員の投票率は、
一般の6割くらいでしょうか」

やはり、小売業・サービス業の投票率は低い。

これが一般と同じになるか、
それを凌ぐレベルになれば、
世の中が変わる。

国民としての本来の責任を率先して果たす。
そんな知識商人を増やしていくことも、
商業現代化へのロング&ワインディング・ロードのひとつである。

<結城義晴>

★追伸
「二宮護の物流業界の基礎知識」に最新記事がアップされました。
今回は鉄道輸送業界の話です。二宮氏の筆はますます好調です。

さらに、(すっかり)お待たせしました。
この春の「アメリカHOT編」参加者の活動報告がスタッフ日記に登場。
楽しそうな研修模様を18本一挙掲載!

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