結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年06月30日(水曜日)

ベスト16戦惜敗の闘いとUIゼンセン同盟流通部会労使懇談会パネルのバトル

FIFAワールドカップ2010サウス・アフリカ。

ベスト8が決まった。  

決勝トーナメントに進んだ日本代表チーム。
信じられないくらいのチームワークで、
国民の期待を一身に受けたが。

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パラグアイとの世紀の一戦は、
前後半の90分、延長戦の30分、
ともに互いに得点できず、
ペナルティキック戦に。

それを5対3で惜敗。
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ここまでジャパンを牽引してきた本田圭佑は、
自分に我慢がならないといった印象で、
フィールドから姿を消した。

「最後まで戦い抜いた」
「みんな頑張った」
「PK戦は運だから仕方ない」
「いい経験になった」
そんなコメントがマスコミや選手自身からあふれる。
岡田武史監督は、辞任を表明。
本当に疲れ切った様子。

この一戦、最初から選手にも疲れが見えた。
全体に動きに鋭さがない。

一戦一戦必死に戦ってきたものの、
ベスト16を勝ち残るための長期戦のペース配分はなかった。

しかし日本の基本戦略はほぼ固まってきた。
徹底して走り、動いて、
守備を固める。

そのうえでカウンター攻撃を仕掛ける。

イタリアの戦法に日本流を組み入れた戦略。

岡田監督の功績は、
この日本人らしい戦い方を導き出したことに他ならない。

徹底して、機敏に、120分間、
走り回り、動き回る。  

それがサッカー日本代表の日本人の特性にあった戦法。

ちなみに、昨夜は23時からのゲームで、
午前3時半からのデンマーク戦のような感動はなかった。

冷静にテレビ観戦した。

異常な時間帯、異常な環境が、
私たちに感動をもたらすことを確認した。
これは私なりの収穫。

さて、昨日6月29日は1087社が株主総会を開催。
警視庁の調査というところが面白いが、
昨年よりも234社少なかった。
「分散化」が進行したわけだが、
これはいいことだ。

「みんなで渡れば怖くない」のマインドは、
決してよろしいものではない。

ただし、それぞれの総会では、
業績不振を理由に経営者の陳謝が相次いだ、という。

私は、昨日、朝から千葉県浦安へ。
浦安ブライトンホテル。
昼食をとりながら打ち合わせして、
午後1時から、
UIゼンセン同盟流通部会の第4回労使懇談会。  

UIゼンセン同盟は現在107万名の組合員を有し、
繊維、化学、化学薬品、流通、フード、生活といった6つの部会を運営する。
流通部会は45万名の組合員から成り立つ。

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主催者を代表して、
流通部会労使幹事会代表の藤吉大輔さんが開会の挨拶。
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UIゼンセン同盟本部からは会長の落合清四さんが挨拶。
「部会ごとの産業政策を実行に移す時期にある」とコメント。
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落合さんは、コーネル大学RMPジャパン講師。
第一部は法政大学経営学研究科・経営学部教授の矢作敏行さんが
「市場縮小時代における流通サステナビリティ経営の研究」と題して、
問題提起。
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矢作先生もコーネル・ジャパン講師。
難しいテーマを事例を交えて、
わかりやすく整理してくれた。
その後、問題提起を受けてのパネルディスカッション。
「市場縮小時代における流通サスティナビリティ政策の労使の課題」
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ファシリテーターは法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授の
藤村博之さん。
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パネラーは落合さんと、矢作さん、そして私の三人。

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私はまず、「市場縮小時代」の問題整理をした。
そのうえで、サステナビリティ政策への、
私なりの考え方を述べた。
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パネルディスカッションは、それぞれが言いっ放しになりやすいものだが、
藤村先生の誘導で、面白くて、エキサイティングな討論になった。
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私も久々にそのバトルのスリル感を楽しんだ。
パネラーの皆さん、聴講の皆さん、事務局のみなさんに、
心から感謝したい。

パネルディスカッションの後は、場を移して懇談会記念パーティ。
乾杯の挨拶は、イオン㈱人事部長の山本博之さん。
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その後、懇親。
イオンリテール労働組合の中央執行委員長・高橋泰彦さん(左)、
中央執行書記長の西川聡さん。
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意外な方にお会いできて、嬉しかった。
原信ナルスホールディングス㈱取締役副社長・執行役員の五十嵐安夫さん。
五十嵐さんは現在、人事・組織・環境・総務統括。
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サミット・レイバー・ユニオンの執行委員長・安田大輔さん(右)と
事務局長の深瀬貴央さん。
目を閉じてしまいすみません。
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最後に、落合さんと固い握手。
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ワールドカップは2日間ゲームを中断して、
選手に休息を与えて、準々決勝。

これから11日まで、準決勝、決勝と盛り上がる。

世界レベルを知った総評論家の日本人たちは、
もう、ワールドカップから目を離すことはできない。

しかしそれはJリーグを客観的に見る目となり、
Jリーグ離れを促進させるかもしれない。

「良くやった」と喜んでばかりはいられない。
足元のリーグの一体となった隆盛が、
次のワールドカップにつながるからだ。

<結城義晴>

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