2010年6月の標語

「やさしいことから手をつけよ」

鳩山由紀夫首相の手をつけた「普天間問題」。

現代史の中でも最も難しいテーマが表出した問題だった。

朝鮮半島の南北問題、

20世紀の資本主義と共産主義の問題、

そして日米安全保障問題、

現在の世界のリーダーシップを巡る米中問題。

難しい問題が複雑に絡み合っている。

評論家やマスコミは勝手なことを言い立てるが、

自分で問題解決してみろ、といわれたら、

如何ともしがたいに違いない。

「虎の尾を踏む」ということわざがあるが、

難しいことから手をつけてしまった。

「むずかしいからおもしろい」

これこそ真理である。

しかし難しいことを問題解決するのには、

「やさしいことから手をつけよ」である。

倉本長治商業界主幹は言った。

「仕事の段取りとして、

困難なことから手をつけるのは、

うまいとはいえない」

倉本は『商売十訓』でも第二訓で、こう、記した。

「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」

これが本当の「学び」の意味である、と言った。

真似る。

なぜか。

そのほうがやさしいから。

実現させやすいから。

だから、まず、やさしいことから着手する。

この姿勢である。

これが問題解決的な手順である。

「他者がやっていることで、

良いこと、正しいこと、お客のためになると思われることは、

たとえ人真似であっても恥じてはならない」

これはウォルマートの創業者サム・ウォルトンの言葉。

「私は誰よりもソル・プライスから経営原則を『盗んだ』。

本当は『借りた』という言葉を使いたいところだが…」

しかし、物まねばかりではいけない。

サルまねとなってしまう。

「難しいことをやさしく、

やさしいことを面白く、

面白いことをより深く」

再び確認。

「むずかしいからおもしろい」 

5月の標語。

その解決法は、6月の標語。

「やさしいことから手をつけよ」 

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