結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年06月23日(水曜日)

「中福祉・中負担の中産階級国家」と「家計中心の市民社会」をイメージせよ

日本記者クラブ主催の党首討論会。

毎週日曜日のNHK討論や民放での政党討論でも感じるが、
与党対野党の構図で、これは討論参加者数でいえば、
少数対多数。

もちろん現に権力の座にいるのだし、
実際に発言回数も多いのだから、
与党党首として、菅直人総理には同情の余地はないが、
論争の焦点を明確にして、
議論のプロセスから全体像が浮き上がるようにしてもらいたいと思う。

これは、様々なパネルディスカッションや座談会にも言えることだが、
それぞれが、ただ言いっ放しとなることが多い。

今回の党首討論の場合は、
来月に迫った参議院選が目的だから、
順番にお披露目のようなスピーチ。
いずれも深い議論にならないのは仕方ない。

マスコミの側も、発言の矛盾をついたり、
面白いコメントをとったりするのが、
ひとつの目的だからこれも仕方ない。

それでもメディアのサイド、記者個人の側に、
自分のスタンスと見識があって、
それが表明されていなければいけない。
仕事においても、他を批判するとき、
他を評論するときには、
自分のポジションを明確にしておかねばならない。

さらにある程度の全体像や常識的な知識を、
学んだうえで発言・発信するべきだし、
無知蒙昧の輩が評論したり解説したりすると、
それはまったくの「頓珍漢」になって、
議論にも討論にもならない。

さて、菅首相の主張に対して、
日経新聞のコラム「大機小機」。
私の好きなコラムニスト渾沌氏。
「菅流・第三の道への注文」

「民主党と自民党が選挙公約に消費税増税を掲げ、
税・財政を巡るムードは一変した」と評価している。

「神学論争から一歩踏み出したことに意義がある」

日本は、租税負担率と社会保障負担率を合計した国民負担率が低い。
消費税と所得税を国内総生産と比較しても、その率は低い。
さらに法人税への依存率が高い。
これは「先進国で際立っている」
この異常な経済環境が元に戻る保証はない。

だから今こそ、「先送りを続けた増税に踏み切る潮時」。
これが渾沌氏の分析。

その際の視点として重要なもの。
「一億総中流社会が壊れた後の日本をどうするか」
この一億総中流を支えたのは「法人支配の企業社会」で、
それを「家計中心の市民社会」に「転換」させる。

これが「日本が直面する歴史的な構造変化」だと、
渾沌氏は言う。

私も、賛成。

「健全な民主主義を支える基盤は、
広範な中産階級の存在」

商売においても全く同じ。

従って「中産階級が国の担い手となる税制への移行」が課題となる。

ここで、渾沌氏の結論。

「中産階級国家への道を目指す」
そのために、「中福祉・中負担」のナショナルミニマムの策定と、
セーフティネットの充実を図れと提言する。

「国民は中福祉・低負担の社会保障が、
持続できないことに気づいている」
これも鋭い観察だ。

「中福祉・中負担の中産階級国家」
そして「家計中心の市民社会」

この将来イメージを基本として、
商売やビジネスを組み立てたい。
さて今日の最後に、まど・みちおさん。

「なんでもない」

なんでもない ものごとを
なんでもなく かいてみたい
のに つい なんでもありそうに
かいてしまうのは
かく オレが
なんでもないとは かんけいない
なんにもない にんげんだからだ

ほら このみちばたで
ホコリのような ソバのハナたちが
そよかぜの あかちゃんとあそんでいる

こんなに うれしそうに!
なんでもないからこそ
こんなに なんでも あるんだ

天のおしごとは
いつだって こんなあんばいなんだ
 (『いわずにおれない』より)

私が文章を書くときに、
いつも、かならず、
心のなかに置いておく言葉。

自分を謙虚にしたいときに、
いつも、読み返す言葉。

「めでたさも中くらいなりおらが春」(小林一茶)

<結城義晴>

2010年06月22日(火曜日)

宮里藍の世界ランク1位と百貨店・コンビニの本来の機能

「適度に 柔らかいブログをお願いします」

関西在住花の27年組さんからメールを頂いた。

「知識商人の輩出」
「商業の現代化」

壮大なスローガンを掲げていても、
目指すは「ザ・ロング&ワインディング・ロード」

長くて曲がりくねった道のり。

このブログを始めてから1000回毎日更新を成し遂げた時に、
目標達成のために、願をかけて、
10000回を宣言してしまったほどだから。

商業現代化への先は長い。

まさに「The Long and Winding road」に違いない。

だとすると、いつもいつも、
「ステージ」を上げてばかりはいられない。
ましてやこれは、自分の儲けのためでもない。

私は「利他と無私」をモットーとして、出発した。
それを徹底して貫くつもりだ。

世間のため、社会のため、業界のためと称して、
露骨に自己の利益追求に走る輩とはたもとを分かちたい。

自ら宣言した者は、
自ら、きつく戒めねばならない。

いずれにしても、長くて曲がりくねった道。
「適度な柔らかさ」は必須となる。

ご注文、ご忠告、ありがとうございます。

さて、フランスを代表する「ルモンド」紙。
売却されてしまう。

買い手は、左側から右側から、やってくる。

一方は、社会党ミッテラン元大統領に近いグループ。
一方は、現サルコジ大統領の側近グループ。

しかし前者は新興インターネット・メディアを傘下に収めているし、
後者には最大の通信会社フランステレコム最高経営責任者が属している。

「紙」の「網」による買収。
ペーパーがネットの傘の下に入る。

時代は、どんどん動いている。

権威を振りかざし、
権威にすがる者は、
その権威をはく奪される。

大きな時代のうねりを、
感じなければいけないし、
その潮流に乗って動かなければいけない。

さて、女子プロゴルファーの宮里藍。
世界ランキング1位になった。

2006年から始まったこのランキング。
これまでのトップは3人しかいなかった。

アニカ・ソレンスタム、
ロレーナ・オチョア。
そしてちょっとだけ申ジエ。
宮里は4人目の世界1位。

しかしこうみると、
女子ゴルファーのトップには、
アメリカ人がいない。

ソレンスタムはスウェーデン人、
オチョアはメキシコ人、
ジエは韓国人で、
宮里は日本人。

宮里のコメントが、実によろしい。

朝日新聞は、
「ミスをしても気持ちをリセットして、前に進むだけです」

日経新聞は、
「一打一打集中して、楽しんでプレーする」

朝日のコメントが断然、いい。

実際にプレーする人に対してのコメントとして考えると、
朝日が問題解決的で、
日経はあるべき論。

同じようにインタビューの言葉を聞いても、
聞き手は違う部分を取り上げる。
問題解決的であるほうが、
あるべき論よりも、数段いい。

ワールドカップ・サッカーのジャパンは、
プレイヤー11人がかり、ベンチを含めると23人がかりで、
世界16位を狙う。

しかし宮里はたった一人で、
世界第一位。

スポーツの種類、好き嫌いは別にして、
この宮里藍のたった一人で世界1は、
価値があるし、シンパシーを抱かずにいられない。

さて、昨日、二つの重要な調査・発表があった。

百貨店とコンビニの5月販売統計。
商人舎ホームページの巻頭を流れるテロップ「流通ニュース」が伝えている。
「流通ニュース」は商人舎と強い連携を組んでいるインターネットサイト。
月間100万アクセスを誇る流通業最大のサイトで、
現在も伸び続けている。

まさに「網が紙を喰う」の構図。
その流通ニュースから、
日本百貨店協会発表の全国百貨店売上高概況
前年同月比マイナス2.1%で、これは27カ月連続。
調査対象企業は92社・店舗数265店。

大都市中心部の基幹店が比較的好調で、
地方都市や郊外の店が苦戦。

百貨店は、最低の商圏人口100万人を擁する都市型の業態。
そうして見ると、
百貨店の本来の機能を果たす店が好調で、
本来機能から離れた店が不調。

これは、他の業態にとっても「他山の石」となすべきこと。

一方、日本フランチャイズチェーン協会発表のコンビニ10社の販売統計
こちらは既存店ベースを見るのがよい。

前年同月売上高はマイナス3.2%、12カ月連続で減少。
客数はマイナス1.0%で、11カ月連続減少。
平均客単価は558.2円で、マイナス2.3%。
18カ月連続減少。

現在の全店ベース店舗数は4万2879店で、
これはプラスの1.7%、
来客数は11億7362万人。

この1カ月客数12億人がすごい。

コンビニには全ての日本人が、
1カ月に10回買物に来ている計算になる。
このコンビニの社会的機能を忘れてはならない。

昨日は、商人舎オフィスに訪問者あり。
UIゼンセン同盟流通部会副事務局長の木暮弘(ひろむ)さん。
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UIゼンセン同盟の正式名称は、
全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟。

組合員数107万人、約3000組合の集合した日本最大の労働組合。

繊維関連部会、化学部会、流通部会、フード・サービス部会、
生活・総合産業部会、そして地方部会の6つの部会に分かれていて、
小暮さんはその流通部会の副事務局長。

マイカルの出身で、私とは、当然ながら話が弾んだ。

6月29日(火曜日)、
2010年度UIゼンセン同盟流通部会の「労使懇談会」で、
私、パネルディスカッションに出席する。

その事前打ち合わせ。

パネリストは三人。
UIゼンセン同盟会長の落合清四さん、
法政大学教授の矢作敏行さん、
そして私。
コーディネーターは法政大学教授の藤村博之さん。

いいパネルディスカションになると思う。

小暮さんとの話題は、どんどん進んで、
7月の参議院選に行きついた。

そして小売業・サービス業の従業員の投票率の問題となった。

小暮さんによると、
「組合員の中の正社員の投票率は9割をはるかに超える。
しかし、非組合員やパートタイマーの組合員の投票率は、
一般の6割くらいでしょうか」

やはり、小売業・サービス業の投票率は低い。

これが一般と同じになるか、
それを凌ぐレベルになれば、
世の中が変わる。

国民としての本来の責任を率先して果たす。
そんな知識商人を増やしていくことも、
商業現代化へのロング&ワインディング・ロードのひとつである。

<結城義晴>

★追伸
「二宮護の物流業界の基礎知識」に最新記事がアップされました。
今回は鉄道輸送業界の話です。二宮氏の筆はますます好調です。

さらに、(すっかり)お待たせしました。
この春の「アメリカHOT編」参加者の活動報告がスタッフ日記に登場。
楽しそうな研修模様を18本一挙掲載!

2010年06月21日(月曜日)

夏至から始まる今週、梅雨なのに雲は多いが意外に雨は少なく、スポーツ一色

Everybody! Good Monday! [vol 25]

2010年第25週の始まり。
6月第4週です。

昨日の「父の日」。
いかがでしたか。

しかし、記録は残すものの、
後ろは振り返らない。

今週の始まりの今日は「夏至」です。
1年で一番日照時間が長い日。
つまり昼が長く、夜が短い日。
ただし北半球でのこと。

FIFAワールドカップが開催されている南アフリカでは、
反対に一番昼が短く、夜が長い日となる。

二十四節気といいますが、
暦の上で季節の節目を表す指標となる日があります。
「にじゅうしせっき」と読みます。

夏至は、この二十四節気の基準の日のひとつ。
正反対の日は「冬至」で、一番昼が短い日。

二十四節気は、1年をまず春夏秋冬の4つの季節に分け、
さらにそれぞれを6つに分けて、
24等分した期間の節目と考えるとよいでしょう。

例えば、夏の時期も6つに分けられます。
立夏(今年は5月5日)で始まり、
小満(5月21日)、芒種(6月5日)、夏至(6月21日)、
それから小暑(7月7日)、大暑(7月23日)と、
6つの節気があります。

立夏は、端午の節句、
小暑は、七夕。
こうみると日本人の季節感は、
二十四節気によって、区切られていると考えられます。

もちろん実際の季節との関係性は、
若干違います。
理由は、二十四節気が太陰暦によっているため。

太陰暦(たいいんれき)は、
月の満ち欠けの周期を1カ月とみる暦のつくり方。

これに対して、太陽暦(たいようれき)は、
地球が太陽の周りを回る周期を基にした暦のつくり方。

日本でも旧暦といわれる暦は、
太陰暦でした。

だから二十四節気も太陰暦をもとにして、
それを太陽暦と折衷した太陰太陽暦によってつくられています。

実際の季節感と1カ月ほど、ずれているのはそのためです。

さて1年で一番昼が長い日。
なんだか得をしたような気分になります。

1日という時間を大事にしたいものです。
そう自覚したいものです。

ワールドカップサッカーは、
まさに最高潮を迎えつつあります。
日本対オランダ戦の最高視聴率は55.4%。
平均視聴率43.0%。
この日は、今年の日本市場で、
最も外食産業の売上げが落ちた日となりました。

週の金曜日25日早朝が日本対デンマーク戦。

それに勝利したら、次に一番外食比率が落ちる日は、
16強のE組2位がゲームする6月29日火曜日。
試合は23時から行われます。

今週も、岡田ジャパンの動向を追って、
日本中が総評論家になるに違いありません。

さて、全米オープンゴルフは、
北アイルランドのマクドウェル選手の堅いゴルフが、
40年ぶりにヨーロッパに優勝をもたらした。

日本の石川遼は32位、
アメリカのタイガー・ウッズは4位。

しかし今週は木曜日から、
全米女子プロゴルフ選手権が始まります。

米国女子ゴルフツアーのショップライト・クラシックでは、
今日の決勝ラウンドで宮里藍選手が逆転優勝。

ショップライトは、米国スーパーマーケット企業。

宮里選手は勢いをつけて、メジャートーナメントに臨みます。
ゴルフファンにとっては、今週末も、
ワールドカップと重ねて、
眠れない日が続きます。

テニスファンにとっても、今週から、
ウィンブルドン選手権が始まります。

日本では大相撲の野球賭博問題がさらに噴出して、
夏場所開催まで危ぶまれていますが、
世界を見渡すとスポーツ隆盛の観。

これは大きな目で見れば、明らかに平和を意味します。

プロフェッショナル化と平和。

これもオクシモロンの問題ですが、
まずい方向に進んでいるとは思われません。

さて今週、
蒸し暑い梅雨の真っ只中ですが、
関東など意外に土砂降り雨は少ない。

(一部、沖縄・奄美、南九州や高知など亜熱帯的気候のところは土砂降りもありますが)
その分、蒸し暑さはつのる。
気分が、いいわけはない。
消費局面でも、仕事の局面でも。

だから仕事においては、余計に、今月の商人舎標語。
「やさしいことから手をつけよ」

もう一つ、今週の話題。

それは小売業に関する各種統計が発表されること。

今日21日の月曜日には、
5月の百貨店販売統計とコンビニ販売統計。
明日は日本チェーンストア協会から「5月のスーパー売上高統計」。

3協会合同発表の「スーパーマーケット販売統計」は、
金曜日の25日。

ちょっと時期がずれる。

できれば今日、明日。
遅くとも1日遅れの23日には発表したい。

今朝の日経新聞の「今週の予定」欄には、
前者3協会からの発表が明記されているけれど、
スーパーマーケット販売統計は、書き込まれていません。
まだ一人前と認められてはいないのです。
まだまだこれからです。

最後に、私の今週の予定。

連日、関係する会社の株主総会や事業報告会に出席します。

その中で水曜日は、大阪に飛んで、
TERAOKAニューバランスフェアで講演。
関西の皆様、ご参加ください。

時間は23日水曜日13時から、
場所は、大阪駅前のハービスホールです。

テーマは福岡での講演と同じ。
日本語にすると「実践躬行・実行第一」

お土産の話を用意しています。
ドラッカー先生の「人生と仕事をうまく進める二つの方法」

今週も、元気いっぱいで、頑張ります。
昨日の日曜日、久しぶりに完全休養。
気力が満ち溢れています。

では、今週も「やさしいことから手をつけよ」

それに「今日も一日、元気と勇気」

「今日も一日、優しく強く」

「今日も一日、慌てず急げ」

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]

今日も2000字くらいのブログ、
最後まで読んでくださってありがとうございます。

今週もよろしく。

商人舎ホームページ。
右段に新着ブログがあります。

todayは24時間以内の着信ブログ。

newは3日以内、72時間以内。

現在のtoday「エコバッグ研究会」から。
㈱むすんでひらいてのエコバッグが紹介されています。

のぞいてみてください。

2010年06月20日(日曜日)

ジジの父の日[2010日曜版vol25]

日曜日のあさ、
日本中がねむっているみたいです。

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りゆうは、これです。

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ワールドカップ・サッカー。

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ボクも、ねむい。

でも、けっかは、
まあ、よかった。

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オカダ・カントクも、
かおがたった。

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オランダには、かてなかったけれど。

ボクも、ユウキヨシハルのおとうさんといっしょに、
みました。

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このシーンは、よかった。

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でも、おとうさんは、
こんしゅう、いそがしかった。

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フクオカからオオサカ、
シンカンセンにのって、
かえってきた。

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でも、いいことを、
まなんだ。

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グレート・ムタから。

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プロレスラーで、シャチョーで、
タレント。

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おおきくて、ソンザイ感のあるひとです。

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カラダをケンコーにする方法。
「メタボ」タイサクというそうです。

カンタン。

「タイシャ」をよくする。
そうするとカラダのエネルギーがもえて、
ふとらない。
ダイイチに、まいあさ、おきたら、
すぐに、コップいっぱいの水をのむ。

ダイニに、ケンコーコツ(肩甲骨)を、
うごかすタイソー(体操)をする。
ケンコーコツには、タイシャをうながすボタンが、
たくさん、ついている。
だからまいあさ、ケンコーコツをうごかす。
これだけ。
カンタン。

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ムタさんがおしえてくれた。

そして、アクシュ。

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カラダはおおきかったけれど、
手は、やわらかくて、やさしかった。

おとうさんには、
ムタさんからおしえてもらったことをまもって、
ゲンキでいてほしいとおもいます。

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今日は、父の日です。

ユウキヨシハルのおとうさんと。
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ジンジャーの父さん。
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ボクは、ゲンキです。

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おとうさん、ありがとう。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年06月19日(土曜日)

緒方知行『2020』創刊25周年&300号記念パーティの鈴木敏文、岡田卓也、廣田正・・・・・・

米国ぺブルビーチで開催中の全米オープンゴルフ。
石川遼選手が二回戦を終わって、
1アンダーの2位につけている。
1アンダーとは、パープレイに対して、
1つマイナスということ。

とても良い成績。

今日3日目が重要になってきた。

サッカーのワールドカップも、
今日のオランダ戦がジャパンにとって大切。

今日の土曜日は、観戦するほうも忙しくなってきた。
週末に向けて、こういったニュースが待っているというのは、
何というか、いいもんです。

さて昨日は、東京の赤坂。
グランドプリンスホテル赤阪。

月刊『2020 Value Creator』の
創刊25周年&300号記念パーティ。

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緒方知行編集主幹の挨拶。

『2020』といえば、緒方知行。71歳。
現在は㈱2020新社の経営に直接、携わってはいないが、
同誌編集主幹として健筆をふるう。
緒方さんは33年前、私が㈱商業界に入社し、
『販売革新』編集部に配属された時の編集長にして、
人生最初の上司。

その独立25周年のお祝い。

我がことのように嬉しかった。

300人のそうそうたる人々が、
この『2020』25周年に名を連ねて祝福し、
盛大なパーティとなった。

ご挨拶の人々がすごい。

㈱セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さん。
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月刊雑誌は現在、多産多死状況と40%を超える返品率。
鈴木さんの話にはいつも数字が入って、説得力がある。

二番目は、倉本初夫㈱商業界主幹。

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緒方さんの「オンリーワン」主義をたたえた。

三番目は、日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん。
㈱ヤオコー会長。

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スーパーマーケットを導く人の重要性を説いた。

4番目は慶応義塾大学名誉教授の嶋口光輝さん。

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「ジャーナリストは、人に好かれること、
そして取材したことはすぐに書くこと」
大森実さんが言ったことを引き出して、
緒方さんのジャーナリストぶりを称賛した。

5番目は、荒井伸也さん。
作家にして、オール日本スーパーマーケット協会会長。

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荒井さんのペンネーム安土敏の最初の小説『他人の城』のエピソードを、
緒方さんの功績と重ねてスピーチ。

そして6番目が㈱菱食相談役の廣田正さん。

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儒学者の佐藤一斎から引いて、スピーチ。
「少にして学べば、すなわち壮にして為すあり。
壮にして学べば、すなわち老いて衰えず。
老にして学べば、すなわち死して朽ちず」

「私にも言ってください」
廣田さんには、こう注文した。

ここまでで1時間。

そして鏡割り。

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乾杯のご挨拶は、イオン㈱名誉相談役の岡田卓也さん。
短いスピーチと早速の乾杯。

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良かった。

それから懇親。

緒方さんと『2020』のパーティだが、
私たちにとっては自分の会のような参集メンバーで、
本当にうれしかった。

まずは緒方さんと固い握手。

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㈱コメリ会長の捧賢一さん。

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7月の参議院選に全国比例区から立候補する清水信次さん。
「清水のぶつぐ」と読む。
投票のときには、この名前を書かねばならない。

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清水さんは㈱ライフコーポレーション会長にして、
日本スーパーマーケット協会、日本セルフ・サービス協会名誉会長をはじめ、
30を超える要職を務めている。

消費税問題がわき上がってくるとき、
俄然、存在感を発揮する経営者でもある。

先の廣田正さんと、
㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長の塙昭彦さん。

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塙さんはイトーヨーカ堂の販売本部長として辣腕を振い、
中国での店舗展開を成功に導き、
現在、デニーズをはじめとする外食グループの立て直しを担う。

㈱関西スーパーマーケット社長の井上保さん。

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私、「宮崎県の口蹄疫義捐金」のこと、褒めた。
井上さんならではの政策だ。

㈱エコス会長の平富郎さんと、
前エコス社長の岩谷堯さん。

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岩谷さんは現在、流通科学大学常務理事・事務局長として、
活躍中。

そして毎日お会いしているが㈱たいらや社長の村上篤三郎さん。

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手塚幸男先生にも、久しぶりにお会いした。
元ブルーチップ総合研究所所長。

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お元気で何より。

お元気といえば、木村迪夫さん、95歳。
前㈱商業界会館社長にして、㈱カメラのきむら創業者。
左は、商人舎エグゼクティブ・プロデューサーにしてアド・パイン代表の松井康彦さん。

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そして最後のスピーチは、平富郎さん。
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日本スーパーマーケット協会副会長として、
名誉会長の清水さんの立候補をアピール。

中締めは、望月照彦さん。
多摩大学教授。

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望月さんは、なぜか怒っていた。
この時代に対して、流通業界の不甲斐なさに対して。
「新しい出発の時」
そんなことを語った。

45歳で独立し、雑誌『2020』を創刊した緒方さん。
55歳から蛻変し、雑誌を離れ、「商業の現代化」を掲げる私。

方法論は異なれど、
志はひとつ。

そんなことを強く感じた夜だった。

<結城義晴>

2010年06月18日(金曜日)

消費増税10%問題と商業経営問題研究会・学習院マネジメントスクール

朝日新聞「声」の欄。
読者投稿の「かたえくぼ」。

『厳禁』相撲賭博――プロ野球界(松本・若年寄)

この、互い違いが、面白い。

通常国会が終了して、
参議院議員選挙のシーズンに入ったと思ったら、
「消費税論議」が巻き起こった。

菅直人首相は「自民党が公約に盛り込んだ10%を参考」にすると発言。

時期は、明言されていないが、
現状の5%を10%に引き上げる方策が有力となってきた。
政権与党の民主党も、
最大野党の自民党、
立ち上がれ日本も、
舛添新党の新党改革も、
消費税率を上げて、
日本の財政再建を果たす政策を公言し始めた。

しかし、世界各国の消費税率を調べると、
例えばイギリスのように、
標準税率17.5%に対して食品消費税率0%の国
がある。
アイルランド、メキシコ、カナダ、オーストラリアなどが同様の政策。

一方、フランスは標準税率19.6%、食品税率5.5%、
ドイツは19%と7%。

3分の1くらいにする国も多い。

イタリアは標準消費税率20%で、食品税率10%と半分。

さらにデンマークは標準消費税率25%で食品も同じ。
中国はともに17%、韓国もともに10%、
そして現在の日本はともに5%。

日本の標準消費税率を10%まで一挙に、あるいは段階的に上げていくとき、
食料品をはじめとする生活必需品の税率をどのように体系づけるか。

大きな問題となる。

私は、ひとり一人が国民として、
自分の生活の問題として、まず、
考えることが大事だと思う。

そのうえで、国の税制全体の問題として考察し、
同時に産業レベルの問題として議論すべきだ。

さて口蹄疫問題。
関西スーパーマーケットが、
大打撃を受けた宮崎県の畜産事業に対して、
その復旧目的で支援金を寄附する。

いい話だ。

6月1日から8月31日までの3カ月間、
関西スーパー全59店舗で販売した国産牛肉100gにつき1円を支援金額とする。
100グラム300円ならば300分の1が「宮崎県口蹄疫被害義援金」となる。

これは、二重の意味を持つ。

国産牛肉を購買してもらうとともに、
宮崎県の畜肉産業を支援する。

私も、多くの賛同企業を募りたい。

さて昨日の私、大阪・堺市を朝一番で発って、
一路、東京へ。

富士川の渡しから、富士が姿を現した。
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頂きのあたりには、6月だというのに、
まだ少し雪が見える。

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東京駅に着いたら、日本橋の日本スーパーマーケット協会へ。

その会議室を借りて、すぐに原稿執筆。

午後1時半から、商業経営問題研究会の6月例会

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今回のメイン・メニューは、山口紀生さんによる「感覚的百貨店論」
ユニクロ・フォーエバー21は百貨店を救うか?

山口さんは、㈱西友ストアー(現、西友)で宣伝・販売計画・販売促進に従事し、
取締役開発部長を歴任した。
現在、山口紀生事務所代表。

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ラグジュアリーブランドの問題、
消化仕入れと国際会計基準の問題、
自主マーチャンダイジングの問題、
百貨店ブランドの問題。
手厳しい指摘が展開され、
現在の大手6社の138人の取締役執行役のうち、
女性は3人しかいない事実が披歴された。

それでも百貨店に対する我が研究会の姿勢は、
「改革」の提案。

質問や異論反論、百出。

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一定の成果を見て、次の発表者・和田光誉さん。

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先月の報告の続きで、3月決算のそろったスーパーマーケット、
そしてコンビニ、さらに総合スーパーの前期決算模様。

和田さんしか算出していないデータが提出されて、
私も頭がすっきり整理された。

最後は、私の報告。

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このブログでは丁寧にレポートしたが、
スーパーマーケット販売統計の意味。
アメリカのスーパーマーケット業界のデータと比較して、
日本の現状を整理した。

夕方、5時過ぎに終了。
7月8月合同例会は、8月5日(木)6日(金)で、
1泊2日の店舗クリニック例会と決まった。

ご参加、募ります。

その後、日本橋からタクシーで霞が関へ。
霞が関ビル4階の霞会館。

学習院マネジメントスクールの懇親会。
今年4月から学習院生涯学習センター帰属から離れて、
学習院マネジメントスクールとして独立採算になった。

上田隆穂ヘッドマスターは「所長」の肩書となって、
ますます意欲的。

最初に、湯沢威経済学部教授のご挨拶。
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その湯沢先生と懇談。

立教大学院では、
F&Bマーケティングとサービスマーケティングを専門にしていること。
結城ゼミはお陰様で盛況であること。
私の近況をご報告した。
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右が上田先生、左が新美春之学習院専務理事。
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上田先生は今春から学習院大学経済学部長。
コーネル・ジャパンでも教鞭を採っていただいている。
学校法人学習院総合企画部長の竹島芳樹さん(左)と、
学習院常務理事の東園基政さん(左から二番目)。

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みなさん、故田島義博先生が創設されたこの学校、
学習院マネジメントスクールを支えてくださる方ばかり。

私ももちろん、縁の下の力持ちを演じるつもり。
良い会合だった。

<結城義晴>

2010年06月17日(木曜日)

万代ドライデイリー会総会での講演と武藤敬司全日本プロレス社長との握手

第174回通常国会が閉会して、
参議院選挙に「まっしぐら」の観あり。

なぜ今、参院選をやらねばならないのか。
根本はここにあるが、
それはそれとして、
毎回、選挙のたびに思う。

小売業・サービス業の従業員が投票しにくい状況にあること。
今回は7月11日の日曜日になるが、
その日は当然ながら、店は開いていて、
営業の真っ最中。

事前投票をお勧めしたいが、
それもできない人には、
始業前投票、終業後投票もある。

7月11日参議院選では、
是非とも、投票してほしい。

さて昨日の日経MJ(流通新聞)。
「2010年上期ヒット商品番付」を発表。

横綱は、東が空位、西が「3D(3次元)」だった。

「1人横綱」は2005年通期以来のこと。

相撲取りなのに野球賭博で大騒動の大相撲協会も、
現下の情勢は一人横綱だが、
不況下の消費マインドも一人横綱にしてしまった。
以下、大関は東に「スマートフォン」、西に「竜馬」、
関脇は東に「iPad(アップル)」、西に「LED電球」、
小結が東に「東京スカイツリー」、西に「ラー油」。

私個人では、桃屋の「ラー油」など、
もっと上位に来てもよいと思う。

全体的にデジタル新製品に注目が集まった。

日経MJは「下期もこの傾向は続く」と分析。
「価格訴求するデフレ対応商品」、
あるいは旅行など「新たな価値」に活路を求める。

コモディティとノンコモディティのプロフィット・ミックスこそ、
下期のテーマであることに間違いはない。

昨日の私は、福岡から新幹線で大阪へ。
そして堺のリーガロイヤルホテル。
万代ドライデイリー会総会で講演。

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テーマは「米国スーパーマーケットに学んだこと・学ぶべきこと」 。
最近、こんなタイトルが多い。

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わたしは近著『小売業界大研究』で、
「業態が分化した形」を「フォーマット」と定義づけ、
この概念の重要性を説いている。

神戸大学名誉教授の田村正紀先生が、
『業態の盛衰』の中で明らかにされた。

とても大切なことだと考えている。

このことを中心に、アメリカの事例をスライドで見てもらいながら語った。

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この会は、事務局が私のことをよく理解している。
だから最初から2時間をとった。

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たっぷりと話して、いつものように、
最後は早回しにならずに、比較的、
丁寧に講義することができた。

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最後はクレイトン・クリステンセン。
「イノベーションのディレンマ」
まさにイノベーション・ディレンマこそが、
メインストリームを形成するアメリカや日本のスーパーマーケットにある。

それを突き破らねばならないし、
ディレンマを突破している企業には真摯に学ぶべきである。

私の講演が終わってからは、
分科会。

5月に米国視察した6つのチームがそれぞれに発表。

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それがとても良かった。

よく理解しているうえに、体系的に整理され、
専門の「虫の目」が生かされていた。

「鳥の目」「虫の目」「魚の目」

私も6チーム分の発表に対して講評。
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分科会が終わってから、特別講演。

武藤敬司さん。
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そう、全日本プロレス㈱代表取締役社長。

桑原弘樹さんとの対談。
桑原さんは江崎グリコ㈱スポーツフーズ営業部部長兼プロダクトマネジャー。
テーマは「プロレスラーが語る体作り」
サブタイトルは「脱メタボ&ゴルフスコアアップ」

武藤社長は、選手としても大人気のレスラー。
若いころには「グレート・ムタ」というヒール役と、
本名の武藤敬司のベビーフェイスの二役をこなしていた。

私も注目するエンターテイナーだった。

講演は、これが意外といっては失礼だが、
とても良かった。

詳細は、次の機会に。

最後に武藤敬司の得意のポーズ。

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私も壇上に引っ張り出されて、握手。
本当に力強い握手だった。
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その後、親睦会。

懇親しつつ、私は、自著へのサインに終始した。
みなさんありがとう。
大切にしてください。

そして最後の最後に万代の加藤徹社長と固い握手。

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今日の握手は、本当に、
いずれも力強かった。
<結城義晴>

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