結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2012年05月03日(木曜日)

日本国憲法前文・第9条とリーダーシップ3要件、セブンミール無料配送

大型連休後半。
これから4連休。

その初日は憲法記念日。
祝日法に定められた趣旨。
「日本国憲法の施行を記念し、
国の成長を期する」

太平洋戦争後の1947年5月3日、
日本国憲法施行。

その日を記念し、
われわれの国の在り方を、
毎年毎年、確認・自覚し、発展・深化させるために、
今日という祝日がある。

だから毎年、「改憲論議」が俎上に上がる。

護憲派の朝日新聞は、
一面トップ記事で、
「一票の格差、違憲状態のままなら
総選挙『反対』53%」と、
独自世論調査を載せ、
同じ一面の『座標軸』で、
「憲法記念日に思う」と題して、
「投票ボイコットさせる気か」と迫る。

一方、国際面では、
米国の法学者の188カ国の憲法分析で、
「日本国憲法 今も最先端」と護憲を主張。

読売新聞は社説で、
「国家のあり方が問われているからこそ、
基本に戻りたい。
与野党は憲法改正の論議を深め、
あるべき国家像を追求すべきだ」
改憲論を展開する。

日経新聞は比較的客観的な報道に徹する。
「憲法特集」の各記事のタイトルは、
民主党に関しては「改憲論議は濃淡」、
つまり民主党には護憲派と改憲派が混在する。

「自民、政権奪還へ保守色強調」
こちらは改憲派の政党。
そして「みんな・たちあがれも改憲案」
共産党と社会党はずっと護憲派だから、
あらためて問うべきことでもない。

昨年の今日、
このブログで日本国憲法前文を掲載した。

私は中学校の頃、暗記した。
今年も掲載しよう。

日本国民は、
正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、
諸国民との協和による成果と、
わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によって再び
戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、
この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、
その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、
その福利は国民がこれを享受する。

これは人類普遍の原理であり、
この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を
地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、
自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、
この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、
全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

ゴシックの部分が重要。

そして日本国憲法第9条。
その条文は短い。

護憲・改憲論議の焦点の一つは、
この条文にある。

1.日本国民は、
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、
陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

まったくの個人的なことだが、私自身に関して、
暴力と武力の行使は、「永久に放棄」している。

その点は、クリント・イーストウッド演じるダーティハリーとは、
思想を異にする。

不思議なことに、
今日のWOWWOWシネマで、
午前11時50分から午後9時まで、
ダーティハリー・シリーズ5本、一挙放映。

これがアメリカ合衆国のヒーロー像。
映画は痛快で楽しめる。
私も大好きな作品だが。

さて日経新聞のコラム『大機小機』は、
コラムニスト桃李氏が、
「リーダーシップの3要件」を書く。

リーダーシップを発揮する人は、
次の3つの要件を同時に満たす必要がある。

「第1に、将来の明確なビジョン、
つまり『どこに行くのか』を分かりやすく示すこと」

「第2に、そこへの移行過程についての基本的な詳細、
つまり『どのようにしてそこに行き着くか』を熟知しており、
それらを示すこと」

「第3に、国民の積極的関与がなければ
進むべき未来への移行過程は動かないので、
そのアイデアを明確に説明して
『売り込む』能力を持っていること」

この3つの要件。
「同等に重要であり、
同時に満たさなければならない」

コラムニストは歴史上の例を挙げる。
明治維新の坂本龍馬、
1980年代のレーガン米元大統領、
サッチャー英元首相。

アップルの故スティーブ・ジョブズ。

①どこに行くのか
②どのようにして行き着くか
③それらを説明し、売り込む能力

ビジネス・リーダーも、
トップマネジメントも、
まったく同じ。

さて報告が遅れたが、
5月1日に私の自宅直近に、
ローソンがオープン。
20120502165441.jpg
これまでは、私鉄の駅から自宅までの間に、
セブン-イレブンが2軒あって、
もっぱらそのどちらかを利用していた。

なんといってもセブンの立地戦略は一番上手いし、
品揃え、オペレーション、サービスなどもこれまた不満はない。

それでもローソンを利用することは多くなりそうだ。

小売業・サービス業は、
「一に立地、二に立地、
三四がなくて五に立地」

そのローソン、
「野菜・くだもの」の売り込みに懸命。
店頭入口の脇にも、テントを張って青果物を並べ、
積極展開。
20120502165452.jpg
それからポイントカード「ポンタ」の加入募集。

セブン-イレブンとは違った政策を展開。
それが何よりもいい。

昨日の日経新聞。
「コンビニ店舗、海外が国内超す」

2011年度末時点でセブン、ローソン、ファミリーマート、
そしてミニストップの4社は、
16カ国・地域に合計約4万4600店を展開。
もちろんこの8割近くが韓国、中国などアジア圏。

一方、国内店舗数は、
2011年度末で4万8000店弱。

2月末時点で約3万1000店のセブン-イレブンは、
今期、2750~3250店の純増計画。
ローソンは中国を中心に500店増計画。
ファミリーマートは積極的で約2000店増の予定、
そしてミニストップは韓国を軸に560~570店増。

その結果、大手コンビニチェーンの海外店舗数は5万店を超え、
「国内の総店舗数を逆転する」。

それでも国内サービスは充実させる。
「セブン-イレブン食事宅配
無料配送1万店に拡大」 の記事。

食事配達サービス「セブンミール」で、
500円以上の注文をした顧客は配達料無料となる。
これまでは「1000円以上の注文から受け付け、手数料は200円」
今後は「500円以上なら手数料無料、
500円未満でも手数料120円」

格段にサービスが安くなる。

実験が行われていた。
「500円以上の利用者の配達料を無料にした地域では、
注文件数が3.8倍、売上高が2.7倍に増えた」

それでも「1日1店あたりの平均注文件数は約10件」
1万店ならば10万件の受注となる。

国内ではサービス向上に、
チェーン・メリットを活かす。

セブンミール事業は、
2011年度で100億円。
2012年度250億円、
2013年度350億円
と、
2.5倍、1.4倍の伸び。

ローソンの青果物販売やポンタも、
顧客囲い込み戦略の一端。

しかし他の業態も負けてはいない。
日経新聞の今朝の一面囲み記事。
「朝型シニアにお店開けます
イオンやマツキヨ、顧客掘り起こし」

総合スーパー「イオン」の約100店の開店が1時間早まる。
食品スーパー「マックスバリュ」でも同様の対応を検討。

マツモトキヨシホールディングスも
首都圏の約100店の開店を1時間
程度繰り上げる。

「高齢化社会を見据えて恒常的に開店を早める」
「有望市場とみるシニアの顧客を掘り起こすため、
午前の早い時間帯に来店する傾向が強い生活スタイルに合わせる」

もちろんそれもあろうが、
いわばコンビニ独占の時間帯を、
他の業態が狙い始めたということでもある。

私はこの時、
「ニーズ」があるからというマーケティング視点よりも、
「カスタマー」がいるという動機の方が、
強くて確かだと考えている。

セブンミールの実験は。
そのことを物語っている。

同じ意味で、今のところ、
改憲論を護憲論が上回っている。

<結城義晴>

2012年05月02日(水曜日)

マザー・テレサの「思考・行動・習慣・性格・運命」は法人にも通じる

大型連休ゴールデンウィークの真ん中。
せっかくの行楽シーズンに、
東京・横浜は雨。

今朝から「商人舎ミドルマネジメント研修会」への
お問い合わせが続く。

まだまだ募集中。
大丈夫です。

㈱商人舎は連休中、暦通りの営業ですので、
来週月曜日7日朝10時から、
再び、お申し込み受け付けします。

ご検討ください。

さて今日、フェイスブックを見ていたら、
山本学さんの投稿にマザー・テレサの言葉があった。
山本さんは㈱マナ・ティー代表取締役社長。
広島でバラエティストアを15店経営。
1994年にベンチャー企業として創業。

マナ・ティーの経営原則は、
「お客様は常に正しい」

山本さんのフェイスブックからインスピレーションがわいて、
このマザー・テレサの言葉を掲載させていただく。

Be careful of your thoughts,
for your thoughts become your words;

思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。

Be careful of your words,
for your words become your deeds;
言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。

Be careful of your deeds,
for your deeds become your habits;
行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。

Be careful of your habits,
for your habits become your character;
習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。

Be careful of your character,
for your character becomes your destiny.

性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。

thoughts「思いや考え方」つまり「思考」がwords「ことば」になり、
ことばがdeeds「行い」、「行動」になる。
コーネル大学ではbehaviorという用語を使う。

さらに行動はhabits「習慣」になり、
そして習慣はやがてcharacter「性格」となり、
destiny「運命」になる。

人間の考え方や思いが、プロセスを経て、
自分の運命をつくる。

これは生身の人間だけでなく、
「法人」にも当てはまる。

つまり企業にも。

企業の理念が、その企業の命運を握る。
もちろん企業のthoughtsは、wordsとなり、
wordsはdeedsとなり、
deedsはcharacterとなり、
characterはdestinyとなる。

characterは企業の場合、「組織文化」であり、
それが企業の運命を決定づける。

大型連休中、
マザー・テレサに思いを巡らせることは、
なんとなくふさわしい気がする。

さて、5月に入ったので、
4月のブログタイトルを列挙してみた。

4月1日    ジジのApril has come![日曜版2012vol14]
4月2日    4月萎まず!結城義晴フェイスブック、グランドオープン「友達になろう!」
4月3日    再報!結城義晴facebookグランドオープン! 「賢い店に賢い客が来る」
4月4日    日経新聞と結城義晴&商人舎の小売流通サービス業への「ポジ出し」
4月5日    谷川俊太郎・まどみちお・杉山昭次郎、赤ちゃんの心持つおじいちゃん
4月6日    若年労働者から搾取する会社と『流通ニュース&日経新聞』決算記事
4月7日    「百貨店業界5年後イオン1社に及ばず」と医薬品提供有識者会議報告
4月8日    ジジと平成24の桜[日曜版2012vol15]
4月9日    facebookで知識商人の輪を広げよう! そしてGW旅行・3つの誘惑
4月10日    ダルビッシュのオセロ的初勝利と人間と企業の「ポジショニング・強み
4月11日    糸井重里・吉本隆明と谷川俊太郎『永遠の課題と緊急の課題』の解決
4月12日    「アウトレット曲がり角」に疑問を呈しつつ、USEI幹部に熱い講義
4月13日    ユニクロ郊外店売場2倍化と居酒屋新フォーマットのライフサイクル革新
4月14日    司馬遼太郎語る吉田松陰「底抜けに明るい」「恐ろしいばかりに優しい」
4月15日    ジジのクイズ[日曜版2012vol16]
4月16日    「商人の品格」と続「たった一人の朝礼」・ニチイの「夕べのあいさつ」
4月17日    東急ストア・木下雄治さんのお別れの会と「アークス&ジョイス統合」
4月18日    そごう水島広雄元会長の「百寿」と日本総人口「最大の25.9万人減」
4月19日    「商人の本籍地と現住所」そして「不安とワクワク」の一瞬の積み重ね
4月20日    「正規軍は勝たなければ負けである・ゲリラは負けなければ勝ちになる」
4月21日    立教ビジネスデザイン研究科・結城ゼミの脱グライダー人間養成の役割
4月22日    ジジと魔法のランプ[日曜版2012vol17]
4月23日    「戸籍を持たない産業」と「教育はコストか投資か?」への解
4月24日    「異常値販売ブームの本質」と大久保恒夫の「イチニッパを売り込め」
4月25日    百貨店・総合スーパー・SM・コンビニ3月実績と「価格競争の千日手」
4月26日    ヤオコー23期連続増益とワオン・ナナコでFSP・CRMブームの予感
4月27日    「元気が湧く数字」と「みんな知ってるロピア」をハローデイ一行と店巡り
4月28日    黄金週間の西行「山家集」と結城義晴『メッセージ』の「私の好きな人」
4月29日    ジジと色とりどり[日曜版2012vol18]
4月30日    大型連休真っただ中の「消費は本当に堅調か?」と「顧客に近づけ!」

この中のアクセス数ベスト10はいかに?
発表します!

第1位  「商人の本籍地と現住所」そして「不安とワクワク」の一瞬の積み重ね
第2位   「戸籍を持たない産業」と「教育はコストか投資か?」への解
第3位   そごう水島広雄元会長の「百寿」と日本総人口「最大の25.9万人減」
第4位   「異常値販売ブームの本質」と大久保恒夫の「イチニッパを売り込め」
第5位   ヤオコー23期連続増益とワオン・ナナコでFSP・CRMブームの予感
第6位   百貨店・総合スーパー・SM・コンビニ3月実績と「価格競争の千日手」
第7位   「商人の品格」と続「たった一人の朝礼」・ニチイの「夕べのあいさつ」
第8位   「正規軍は勝たなければ負けである・ゲリラは負けなければ勝ちになる」
第9位   東急ストア・木下雄治さんのお別れの会と「アークス&ジョイス統合」
第10位  4月萎まず!結城義晴フェイスブック、グランドオープン「友達になろう!」

企業名や名前など、
固有名詞が入ったタイトルが上位に入った。

一方、ワースト5は?

30位   ジジのApril has come![日曜版2012vol14]
29位   ジジと平成24の桜[日曜版2012vol15]
28位   ジジのクイズ[日曜版2012vol16]
27位   「百貨店業界5年後イオン1社に及ばず」と医薬品提供有識者会議報告
26位   ジジと色とりどり[日曜版2012vol18]

やはり日曜版のジジのブログが、多数を占めた。
「百貨店業界」の記事も土曜日。

もともと私のブログ及び商人舎のホームページは、
ビジネス向けで、土日祭日のアクセス数は低い。

だから仕方がない。

ジジ自身は全く傷つくはずもないけれど、
それでも、ジジには、
熱烈なファンがたくさん、います。

よろしく。

最後に、ニュース。
共同通信が報じる。
「カナダ西部ブリティッシュコロンビア州の島に
4月中旬、バイクが流れ着いた」
ナンバープレートは「宮城 そ 428」
と読めるらしい。

1年以上も漂流して、
今ごろ北アメリカ大陸に着いたのか。

「よくぞ、頑張った」
バイクに対して、そう、声をかけたくなる。

4月の景況感。
日本商工会議所の「早期景気観測」。
調査期間はこの4月13日~19日、
調査対象は全国415商工会議所の2887社。
内訳は建設業435社、製造業690社、
卸売業310社、小売業724社、サービス業728社。

日経新聞は、こう報じる。
「中小企業の景気に対する見方が改善を示した」
全産業の業況判断DI(Diffusion Index)がマイナス16.8。
指標はマイナスを示すけれど、
これは1996年6月以来、
約16年ぶりの小幅のマイナス。

前月の3月と比べても7.1ポイント改善。
「持ち直しが目立ったのは
製造とサービス」

製造業は3月から5ポイント以上、
サービス業も8ポ イント以上の改善。

小売業、卸売業も負けてはいられないし、
製造業、サービス業の好況感が、
商業に影響を与えて、希望は持てる。

実際、「4月、百貨店3社が売上高増加」
これは今日の日経新聞の記事。

三越伊勢丹が既存店ベースで、
前年比プラス5.5%、
大丸松坂屋百貨店は2.5%、
高島屋が1.8%。

そごう・西武がマイナス0.9%、
阪急阪神百貨店もマイナス4.8%。
ただし後者は梅田阪急百貨店が改装中。
リニューアルオープンしたら、大ブレイクするに違いない。

さらに「4月の新車販売台数」。
こちらはなんと前年同月比93.7%増。
35万9631台。

2年前の2010年4月をも2%、上回った。

排気量660cc超の登録車販売台数は、
プラス92.0%の20万8977台。

排気量660cc以下の軽自動車は、
プラス96.0%で15万654台。
軽自動車には「エコカー補助金による割安感」があった。

「割安感」がやはり大事な条件であるけれど、
高額品の車もこれだけ売れ始めた。

希望が持てる。

ただし、メーカー別にみると、
トヨタ自動車が2.9倍の10万4197台。
ハイブリッド「プリウス」「アクア」などが伸びた。

一方、ホンダは約2倍の5万5508台。
軽自動車「N BOX」が良かった。

半面、主要13ブランドでは、
三菱自動車のみ前年を割り込んだ。

強いブランドが売れる。
これも、現在のトレンド。

ゴールデンウィーク後半戦に入る。

仕事は学びの場。
「生きよ、学べ。」で、
乗り切りたい。

<結城義晴>

2012年05月01日(火曜日)

商人舎5月の標語は「生きよ、学べ」故川崎進一先生の遺稿集タイトル

5月です。
英語で“May”。

その5月1日。
“May Day”。

世界各地で、毎年、
祭典が開催され、
祝日にもなっている。

労働者が統一し、団結して、
権利要求と国際連帯の活動を行う日。

しかし日本では、
連合が4月28日(土曜日)、
全労協、全労連が今日、5月1日に、
それぞれにメーデーを開催する。

「連合」の正式名称は日本労働組合総連合会。
1989年、かつての4つのナショナルセンター(中央労働団体)が、
実質的に統合して、誕生。

社会党系「総評」と民社党系「同盟」。
さらに全国産業別労働組合連合「新産別」と、
中間派の中立労働組合連絡会議「中立労連」。

一方、「全労連」は全国労働組合総連合で、
日本共産党系の労働組合、
「全労協」は全国労働組合連絡協議会で、
こちらは社会党左派系労働組合といわれる。

連合が東京代々木公園で開催したメーデー中央大会は、
主催者発表で3万5000人参集。

一方の全労連の今日の中央メーデーは、
これも主催者発表で約2万人。
場所は同じく代々木公園。

全労協は「さよなら原発1000万人アクション集会とデモ」と銘打って、
日比谷野外音楽堂で集会し、6000人の参集。

ゴールデンウィークは、
労働者の季節でもあるのです。

私は昨日、立教大学で、
フード&ベバレッジ・マーケティングの講義。
キャンパスは新緑が映えて、美しかった。
20120501134410.jpg

それでも90分講義を15分の休憩をはさんで2本。
都合、3時間。

20120501134350.jpg

講義の始めはいつも、
時事問題の解説。

昨日のブログのローソン社長・新浪剛史さんの話や、
日経MJの田中陽さんの見解など私なりに解説。

その後、4月18日に行われた商業経営問題研究会の内容も紹介。
私の講義、落語でいうマクラが長い。

日本スーパーマーケット協会事務局長の江口法生さんのレクチャー。
それを私流に概説。
「流通を取り巻く法律・制度改正の諸問題」

第1は、社会保障と税の一体改革、
復興財源としての臨時増税問題。

短時間労働者への厚生年金、健康保険等適用拡大と、
今国会最大のテーマになっている消費税率の引き上げ。
そして、復興財源のための所得税、個人住民税、法人税のアップ。

これは労働組合にとっても、重要な問題となる。

第2に、エネルギー政策の転換と、
それに伴う買い取りコストの問題。

第3に、環境関連法案。
容器包装リサイクル法、食品リサイクル法、
省エネ法、フロン類等の対策など、
食品スーパーマーケットに直接かかわる法規の動向。

第4に、食品の表示を取り巻く環境。
加工食品の原料原産地表示、トレーサビリティ、栄養成分表示、
トランス脂肪酸の含有量表示などなどの問題。

そして第5が、人事・労務分野における課題。
店舗における管理監督者問題、最低賃金の引き上げ問題、
障害者雇用対策法の改正対応、有期労働契約、
高年齢者雇用安定法改正案、
パートタイム労働対策などの法改正の動向。

これこそ労働問題。

最後に6番目は、食品の放射能汚染問題。
全労協の「さよなら原発1000万人アクション集会」にもつながる。

食品マーケティングは、
労働問題とも直結している。

労働基準法、労働組合法、労働関係調整法。
「労働三法」と呼ぶ。
さらに2008年に「労働契約法」施行。
個別労働紛争が増加し、
そのことに法律的対応策が講じられたことになる。

労務問題・労働問題の解決なくして、
ビジネスの成功はあり得ない。
つまりこれなくしては店の繁盛も、
あり得ないということ。

労働者の大型連休の週には、
トップマネジメント、ミドルマネジメント、
そしてリーダーは、
この問題も学びたい、考えたい。

さて5月。

まず商人舎標語の発表。
「生きよ、学べ。」
故川崎進一先生の遺稿集のタイトルが、
「生きよ、学べ。」だった。

それを今月の標語にさせていただいた。

川崎先生は1910年、新潟県生まれ。
東京大学経済学部卒業後、
新潟大学、東洋大学教授を歴任され、
東洋大学名誉教授。

商業界リテールマネジメントスクール校長、
日本リテイリングセンター・マネジメントコンサルタントなど、
実務面でも活躍された。

故渥美俊一先生の先輩であり、盟友。

その川崎進一先生が、
2001年12月25日に永眠され、
翌2002年の2月ゼミナールに向けて、
『生きよ、学べ。』が編纂された。

私はこの本で「はじめに」を書いた。
「川崎進一は、
経営実務にヒューマニティを求め続けた。
同時に彼は、理論構築の美学を追い続けた。

川崎進一は、
アカデミズムの世界の『知識』を総動員し、
ビジネスの領域の『知恵』を創造しようとしたのである」

その川崎先生の遺稿集のタイトルを、
今月の商人舎標語とする。
「生きよ、学べ。」

この5月、
必死に生きる。
そして精一杯学ぶ。

生きることが学ぶこと。
学ぶことが生きること。

「学ぶこと」に関して、
川崎先生は3つの具体的方法を挙げている。

第1に「読書」

第2に「意識的観察法」
「できるだけ機会をとらえて、
店舗見学・調査・実験をしてみること」

第3に「合理的思考法の訓練」
これには「プロセス(過程)思考法」と「リザルト(結果)思考法」があるが、
先生は後者を勧めている。

生きよ、学べ。

5月を貫きたい。

さてさて、5月のプロモーション。
3日、4日、5日、6日の4連休は、
ゴールデンウィークの仕上げ。

連休の後半こそ、
店がお客様の頼りになったかどうかを印象づける時。
重容な日々だ。

そして大型連休が終わると、
つぎの5月第2日曜日が「母の日」。
ゴールデンウィークの5月5日が「子供の日」だから、
ほぼ1週間後の「母の日」につながる。
子供と母が繋がる1週間となる。

そして翌週第3週の月曜日5月21日の朝7時半過ぎ、
「金環日蝕」 が起こる。
関東以西の太平洋岸各地で見ることができる。

「日食」とは、「月が太陽の前を横切るときに、
月によって太陽の一部または全部が隠される現象」

21日は、月のまわりから太陽がはみ出して見える。
これを「金環日食(または金環食)」と呼ぶ。

販促プロモーションとして活かすことができる。
「観測方法」 など、店や売り場に掲示・展示し、
業態別に関連商品をお勧めすることも効果的。

東京では300年後しか見ることができない。
直前にまた、
「世紀の天文ショー」と、
テレビや新聞が煽るはず。

いち早く、お知らせしたい。

私の5月のスケジュールは、
大型連休のあと毎週、立教の講義とゼミ。

5月10日から16日まで、
ラスベガス。
商人舎USA視察研修会ベーシック・コース。
アメリカで一番人口増加率の高い州がネバダ州。

第1位 Nevada 270万0551人(2010年)人口伸び率35.10%(2000~2010年)
第2位 Arizona   639万2017人 同24.60%
第3位 Utah   276万3885人 同23.80%
第4位 Idaho   156万7582人 同21.10%
第5位 Texas   2085万1028人 同20.60%

人口が増加しているから、
新しい業態やフォーマットが開発される。
商業・サービス業のダイナミズムがある。

ベーシック・コースで、
ネバダ州ラスベガスを選んで、
一点集中で学ぶのは、
圧倒的に人口増加率が高く、
新しい業態やフォーマットが登場しているから。

そのダイナミズムを学び取るため。

もちろん時系列の動きは、
「魚の目」で、十二分に解説する。

だから全体像がつかめる。
私も心から楽しみにしている。
すでに事前テキストが参加者の手元に届いているはず。
予習、お願いします。

5月の最終週、
29日・30日・31日は、
待望の「商人舎ミドルマネジメント研修会」

川崎先生の学び方も、
私のテキストに入る。

まだまだ募集中。
ご参加のご検討、よろしく。

さて、今日はゴールデンウィークの狭間。
嬉しいことがいくつかあった。

まず月刊『商人舎』5月号発行。
20120501181513.jpg
表紙には横浜の桜を使ってみました。
トップマネジメントの皆さんにお贈りしている。
ご愛読のほど、よろしく。

それからブルーチップ㈱常務取締役の松浦克幸さん来社。
20120501134420.jpg

松浦さんは私と同年。
白内障の手術をして、
商人舎近くの眼科に診察来院。
そのついでに寄ってくださった。

ポイントカードと電子マネー、
それからFSPとCRM
の話に花が咲き、
今年、このブームがやってくることに、
互いに同感。

面白い時代です。

今年のトレンドにもうひとつ、
付け加えなければならなくなってきた。

5月が始まった。
生きよ、学べ。

この姿勢で、1カ月を充実させたい。

<結城義晴>

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
ミドルマネジメント研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.